Works 作品紹介

殺さずに済ませたい 絶賛発売中!

徳間文庫
2013年9月6日発売
定価(税別):648円

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殺さずに済ませたい

徳間文庫からの二冊目の本です。

主人公の椿涼(つばき・りょう)は30歳。彼は等身大のビスクドール(球体関節人形)を造ることを職業にしている。

彼の造る人形は、非常に精巧で美しい上、すべて等身大なので、本物の少女がいるように……いや、女神が降臨したようにさえ見える。

人形が完成すると、涼はオークションで売りに出すのだが、いつも買い手が殺到し、人形の価格はとてつもなく吊り上がる。時には、都会にマンションを買えるほどの価格が付けられることもある。

椿涼はハンサムで、すらりとした好青年である。性格はおっとりとしていて、穏やかだ。保健所で殺処分になりそうな犬たちを引き取っているという愛犬家でもある。

けれど、そんな涼にはもうひとつの顔があった。連続快楽殺人鬼という顔である。

そう。彼は自分が作った人形によく似た女を殺し、その死体と交わることに至上の快楽を覚える男なのだ。そんな女の死体としか交わることができないのだ。

涼はこれまでに41体の球体関節人形を造り上げ、今は42号と呼ばれる人形を造っている。この42号は特別な人形になる予定だった。この人形さえ完成すれば、涼はもう人を殺さずに済むかもしれないのだ。

真夏の湘南地区を舞台にした、少し幻想的で、エロティックな物語です。

僕にとっては、久しぶりの連続快楽殺人鬼の物語になります。自分でも球体関節人形が作れるほどに勉強して書きました。みなさま、ぜひ、読んでみてください。

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