Works 作品紹介

愛されすぎた女 新作

徳間文庫
2012年3月2日発売
定価(税別):686円

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愛されすぎた女

徳間書店からの初めての本になります。

主人公の三浦加奈は30歳。美しくて、スタイルも抜群なのだけれど、加奈の人生は彼女が思い描いていたようにはいっていなかった。製菓メーカーの派遣事務員の収入では彼女の旺盛な物欲を満たすことができず、今では年収を遥かに上回る借金の返済に追われていたのだ。

「いったい、どうしたらいいんだろう? このままじゃ自己破産だ」

そんな加奈が思いついたのは、「大金持ちと結婚して人生を逆転する」ということだった。美しくて、スタイルのいい自分になら、それができるはずだと考えたのだ。

加奈は金持ちばかりが集まる結婚相談所に登録する。そこで紹介されたのが、輸入車販売会社をいくつも経営している岩崎一郎だった。

驚いたことに、岩崎一郎には一億円を超える年収があった。だが、まだ35歳だというのに、彼は過去に4度も離婚していた。別れた妻とのあいだに娘もふたりいた。

男が4度も結婚に失敗しているということが、加奈にも気にならないわけではなかった。けれど、「それほどの金持ちなら、たとえ4回の離婚の経験があっても、たとえハンサムじゃなくても、背が低くても、太っていても、下品でもかまわない」と加奈は思った。

年収一億円超という金額に目が眩んでしまったのだ。

すぐに加奈は横浜のホテルで岩崎一郎と会った。

だが、加奈の予想とは裏腹に、岩崎一郎はとてもハンサムで、背が高く、ほっそりとしていて、爽やかで、お茶目で、とても魅力的な男だった。

岩崎一郎は会ってすぐに加奈に求婚した。加奈は歓喜してそれを受け入れた。

「奇跡が起きた」

加奈は思った。

けれど、岩崎一郎との出会いこそが、恐怖と絶望の始まりだった。

この作品は「愛されすぎた女」三浦加奈の物語であると同時に、「愛しすぎた男」岩崎一郎の物語でもあります。徳間書店からの初めての本なので、いつにも増して気合いが入りました。長い話ですが、ぜひ、読んでみてください。

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