人間処刑台
かつてプロボクシングの元ミドル級の東洋太平洋チャンピオンだった小鹿は、2年前からアンダーグラウンドのリングで戦っている。
金のためではない。小鹿には戦うことが必要なのだ。戦うことが彼の生きる目的のすべてなのだ。
今回も小鹿は、美しい女性エージェントに連れられ、数人のファイターたちとそのリングへと向かう。今回の舞台は東洋のラスベガス、マカオである。
再び生きて日本に戻れるのかは、小鹿にもわからない。けれど、恐れはない・・・。「ルール無用」「何でもあり」というアンダーグラウンドの戦いのリングを舞台に、そこで命を懸けて戦う男女のファイターたちと、夫を殺したファイターへの復讐のために人生のすべてを捧げた美しい女性エージェントの物語です。
ファイターたちの肉のきしみや、ファイターたちの口から漏れる呻き声、そして、断末魔の叫び声が、みなさまにリアルに伝われば幸いでです。
格闘だけの物語ではありません。ですから、格闘技が好きだという人にはもちろん、嫌いだという人にも、ぜひ、読んでいただきたいと思っています。

