輪廻
1970年4月、群馬県の観光ホテルで、ホテルの宿泊客・従業員11人が惨殺された。犯人は大森範久という大学教授で、被害者の中には7才になる彼の娘と10才の息子が含まれていた。
それから35年後、映画監督の松村郁夫はその事件を題材にした映画を撮影することにした。映画の主演に抜てきされたのは25才の杉浦渚だったがその直後から、渚は不思議な体験を重ねるようになる。
果たして前世によって定められた運命からは逃れることができないのか?
人生というのは本当に、ただ一度きりのものなのか?
「呪怨」の清水崇監督の最新作「輪廻」のノベライズ作品です。
映画では主に優香の演じる杉浦渚にスポットが当たっていましたが、僕は狂気の殺人鬼・大森範久の心情を中心に書きました。
大森範久はなぜ、自分の息子と娘を含む11人もの人間を殺害したのか?彼は本当に狂っていたのか?
書いているうちに、大森という殺人鬼に感情移入してしまって、とても不思議な気分になりました。
ぜひ、読んでみてください。

