湘南人肉医
11月10日、角川ホラー文庫より発売の最新刊で、今回はカニバリズム(人肉食)がテーマです。
「呪怨」「呪怨2」というベストセラーのあとだけに気合いが入ります。
本の帯には「あなたを・・・食べてもいいですか?」という無気味なコピーが書かれています。
タイトルのとおり、舞台はまたしても湘南。主人公の小鳥田優児は33歳。神の手を持つと噂される美容整形外科の名医です。
主人公はある夏の夜、松の防砂林を散歩中に、偶然、女性の首吊り死体を発見します。彼は驚くわけでも、警察に届けるわけでもなく、女性の死体の首に巻かれたロープを解き、自宅に持ち帰ります。そして、メスと包丁とノコギリでバラバラに解体してその肉を食べるのです。
偶然手に入れた人肉の味のとりこになった主人公は、もうその魔力から逃れることができません。女性の死体を食べ尽くしてしまった彼は、新たな人肉を手に入れるために殺人鬼へと変貌するのです。
「殺人勤務医」に続く医療ものですが、「殺人勤務医」の古河亮とはまったく違った魅力を持つ人物による猟奇殺人を書きたかった。美容整形外科医の日常生活にもご注目を。ラストもちょっと、自慢です。ぜひ、読んでみてください。

