履き忘れたもう片方の靴
文藝賞佳作のデヴュー作です。美しい19歳の男娼・ヒカルを主人公とした作品で、本の帯には、「ペニスを残したまま豊胸し、<シーメール>となった少年たち。性の孤独と調教される肉体の果てを描き、全選考委員を凍りつかせた衝撃の書!」とあります。
発表当時はもっぱら男同士の性描写が話題になり、「ところで大石さん自身はホモセクシャルなんですか?」なんていう質問もよくされました。
デヴュー作となったこの小説で、僕は「意志を持たない意志」を描きたいと考えていました。「喧騒の中の静けさ」もテーマのひとつでした。
関係ない。何も、何も、関係ない。
ただ僕の心の中にはいつも、どこかで履き忘れて来た、もう片方の靴があるだけだ。
このラストは非常に気に入っています。「履き忘れたもう片方の靴」というこの本には、その後の僕の思想のすべてが詰まっているように感じます。妻や義姉は今でも、いちばん好きな本だと言っています。表紙は佐々木悟郎さんです。
- エクスワイフ


- 黒百合の雫

- 殺人調香師

- 地下牢の女王

- 殺人鬼を飼う女

- 奴隷契約

- 60秒の煉獄

- 絶望ブランコ

- 呪怨・黒い少女

- 呪怨・白い老女

- 甘い鞭

- 子犬のように、君を飼う

- 人間処刑台

- 履き忘れたもう片方の靴

- いつかあなたは森に眠る

- 女奴隷は夢を見ない

- 檻の中の少女

- 1303号室

- 人を殺す、という仕事

- 呪怨 パンデミック

- 邪な囁き

- 水底から君を呼ぶ

- 飼育する男

- 輪廻

- 親切なクムジャさん

- 死人を恋う

- 1303号室

- 復讐執行人

- 処刑列車

- THE JUON/呪怨

- オールド・ボーイ

- 死者の体温

- 4人の食卓

- 湘南人肉医

- 呪怨2

- 呪怨

- 自由殺人

- 殺人勤務医

- アンダー・ユア・ベッド

- 処刑列車

- 出生率0

- いつかあなたは森に眠る

- 履き忘れたもう片方の靴


