51:座るな!!
つい先日のことである。
ぐっすりと就寝中、あまりの息苦しさに僕は目を覚ました。
えっ?
何も見えない!!
一瞬、パニックに陥りかけた。
だが、次の瞬間に理解した。
なんと、「お菊」のやつが、僕の顔の真上に「お座り」をしていたのだ(もし、「お菊」が人間の女だったら、かなりエッチな格好ですね)。
ご主人様に対して、なんていうことをしやがる!!
僕は怒り狂って「お菊」を顔から払い除けた。そして、咳とくしゃみを繰り返しながら、口や鼻に入り込んだ「お菊」のふにゃふにゃした毛を取り除いた。
今度やったら、ただじゃおかないぞ!!
僕は「お菊」に言ったが、バカな「お菊」は言語をほとんど理解できない。
それがすべての始まりだった。
それまでの「お菊」は、朝の餌をねだるために、僕の顔をぺろぺろとなめていた。
そう。僕は毎朝、まだ暗いうちに、顔をぺろぺろする「お菊」によって目を覚ましていたのだ(それはキスされているみたいで、悪いものではなかった)。
けれど・・・どういう理由からは知らないが、それ以降の「お菊」は毎朝のように僕の顔の上に「お座り」をしている。まるで座布団にでも座るかのように、僕の顔の上にぺたんと座っているのだ(前を向いている時と、後ろを向いている時があります)。
うーん。
確かに、僕はとても寝相がいい。いつも「気を付け」の姿勢で、まるで死体のように身動きせずに朝まで眠る(そのせいか、いつも朝は尻が痺れていて、腰も痛い)。寝相の悪い妻が「死んでるのかと思った」と言うほどだ。
だから、たぶん、「お菊」も座りやすいのだろう。
だが・・・だからといって、主人である僕の顔に座るなんて、言語道断である。
畜生。許せない。
とは思いつつも、僕は眠っているのだから、どうしたって「お菊」の攻撃を防ぐことはできない。
そんなわけで、今朝(2月1日未明)もまた、僕は朝の5時に「お菊」の「顔に座る攻撃」によって目を覚ました(今朝は前を向いて座っていた)。おそらく、明日の朝もそうなるのだろう。
毎晩、眠りに就くのが恐ろしい、きょうこのごろである。僕じゃなく、妻の顔に座ればいいのに。にゃーお。



