16:またもや留守番
10日ばかり夫婦で海外に行くことになった。
ということは、「お菊」はまたもや留守番である。
以前の「お菊」は夫婦の留守中もおとなしくて、手がかからず、誰にでも懐き、ペットシッターの小山さんが「いい子でしたよ」と誉めてくれるような猫だった。
だが、子供のいない我が家で甘やかされ放題に育てられた結果、いつの間にか、とてつもなく悪い猫に変身してしまった。
最近の「お菊」は僕たち夫婦以外の人間には決して抱かれない。もちろん、ブラッシングなど絶対にさせない。
それどころか、僕たち夫婦以外の人間の前には決して姿を現わさない。まるで、幻のイリオモテヤマネコのように、ほかの人が家に入って来ると、どこへともなく姿を隠してしまうのである。
時々、夫婦で留守にすることがあって、そんな時は同じマンションに暮らす義母のところに一泊させたりしているのだが、夫婦の留守中の「お菊」の態度は非常に反抗的なようだ。
義母が無理に抱くと、凄まじい悲鳴を上げる。
義母が餌を与えても食べない。
義母が「猫じゃらし」を使っても絶対に遊ばない。
玄関から動かず、マンション中に響き渡るような大声でいつまでも鳴き続ける。
自宅ではそんなことはないのに、義母の家ではいたるところで「爪とぎ」をする。
パグ犬のピーナッツの世話は喜んで引き受けていた義母も、不良少女と化した「お菊」には少し迷惑そうである。
今回も義母のところに預け、ペットシッターの小山さんに応援に来てもらうことにしているのだが・・・どうなることやら?
「お菊」はいつも、あまりにのんびりと暮らしているから、たまにはストレスのある生活も体験させたほうがいいのかもしれないのだが・・・可愛いひとり娘を残して旅立つ夫婦としては、かなり不安なのである。
さて、今回の写真も携帯電話で撮りました。デジカメよりも手軽でいいです。にゃーお。




