02:娘酒
お菊さん第1回ギャラリーの人気投票にたくさんの応募ありがとうございました。第一次選考では「考え事」「寝起き」「暖を取る」の3つが同数でトップになりました。
そして、決選投票の結果、第1位に輝いた写真は「考え事」です。非常に沢山のご応募、誠にありがとうございました。
「考え事」に投票していただきました方全員に、大石圭サイン入り「履き忘れたもう片方の靴」を送らせていただきます。当選者にはメールにてご案内させていただきます。
漫画家の西原さんが言っていたように、「娘酒」の日々である。
もちろん、僕には娘などいない。けれど「お菊」が来てからは、すっかり、娘をもった父親の気分である。
たかが猫だ。そして、僕は犬派だ。
だが・・・とにかく可愛いのである。可愛くて、可愛くて、可愛くて、しかたがないのである。
仕事に飽きると(すぐに飽きる)、僕は「お菊」を抱く。向こうは嫌かもしれないが、ワープロに向かってキーボードを叩いている時間よりも「お菊」を抱いている時間のほうが長いくらいなのである。
「お菊」はとてもおとなしくて、おまけに無口だから、それがもの足らない。声が聞きたくてたまらない。だから、毎日のブラッシングが楽しみだ。
ブラッシングは「優しく」ではなく、少し「乱暴に」やる。すると「お菊」が「にゃー」と、このうえなく可愛らしい声で鳴くのである。その声が聞きたくて、もっと乱暴にブラシをかける。するとまた、このうえなく可愛らしい声で「にゃー」と鳴くのである。
まるで、少女に夢中のスケベおやじである。
そんなわけで、お風呂も楽しみだ。だが、「お菊」はそんな僕のスケベ心を察してか、洗われている時には鳴かない。鳴かせてやりたいと乱暴に洗うのだけれど、歯を食いしばって耐えている。それがまた、このうえなく可愛いのである。
そして、夜はいつも、「お菊」の寝顔を見ながらウィスキーを飲む。娘酒である。高いウィスキーではないけれど、これがとても、うまいのである。
ああ、「お菊」と出会えてよかった。
ピーナッツが死んでしまったのは悲しいけれど、「お菊」にはピーナッツが会わせてくれたのだと思うようにしている。
ありがとう。ピーナッツ。






